みんなが英雄

みなさん、ご無事ですか。僕や一族は大丈夫です。
もはや日本中の全員が被災者といってしまってもいいほどの大災害です。
ですから、自分だけが被災者であると思わずにより被害を受けている人のことを思ってください。そしてそれ以上に自分の家族の安否の確認もできぬまま、見ず知らずの他人の為にがんばっているみんなのことを考えてみてください。そう、それは自衛隊や公務員のみなさんや、公共交通機関、情報サービスの無料開放や、車のショールームの開放、そしてコンビニもそう。

昨日は夜勤明けで昼ごろにようやく眠り、そして揺れで目を覚ましました。
僕の部屋は隣の家と隣接していて、独居老人の助けを求める声が聞こえたので揺れが収まった後に迎えにいき家に迎え入れ、近所のみんなと不安を笑い飛ばしてやりました。
なんだかんだいっていると、夜になり解散。母のみ帰宅するも、他の家族とは連絡つかず。家の固定電話やインターネットもシャットダウンされ、テレビと携帯電話のWeb頼み。どうすることもできずに、次の夜勤の為に眠ろうとしても余震でロクに休めず出勤。

店に着くと、そこは戦場でした。
飲み物は残っていましたが、生鮮食品は当然なくあるのはカップ麺とお菓子、FF程度。ひたすらFFを焼きまくり、お湯を沸かしまくり。電池やロウソクも当然売り切れ。箸すらない。客数もJRが停止しているにも関わらず（JRの駅前立地の店なので）いつも以上の込み具合。そして納品は目途が立たないほどの遅れ。
今おかれている状況を少し考えれば当然であることにもかかわらず、悪態をつく連中が後を絶たない。コンビニを、なにか勘違いしているとしか思えない。その気になれば、店を閉めてしまうことだって可能なのに、保存食品がありそれを食べるための燃料ならともかく、道を教えたり便所を貸したり人に対して何たる態度。

客足も絶えぬまま朝になり、勤務交代間際に遅れに遅れた納品参上。もちろん、ベンダーからの出荷がままならず欠品だらけである。またここでもあーだこーだ言ってくる連中。なんなのマジで。

とにもかくにも、ちょっと前に帰宅しました。家族の安否も確認できました。よかった。

なにがいいたいかというと、こんなときぐらい感謝の気持ち持って接したらどうなのってこと。販売拒否されても知らんよ？


僕は一足先に休みますが、震源近くの皆さん。それを支える皆さん。みんながんばりましょう！